新・ライフ イズ リスペクト from ビッグアーチ

広島ファンとして、スポーツファンとして、思ったことを綴っていきます。

今さらですが有馬記念寸評2021

第66回を迎えた有馬記念(G1)。
今年も、競馬週報的に、全出走馬の寸評を書いてみたいと思います。
但し、週報とは逆に、カウントダウン方式でいきます。
上位の馬を後にした方が、最後まで読んで頂けるかな、という作戦です(笑)。

今年はまず、私の予想印を載せておくことにします。

◎ ⑦クロノジェネシス
○ ⑨ステラヴェローチェ
▲ ⑥ウインキートス
△1⑤ディープボンド
△2⑩エフフォーリア
△3⑯タイトルホルダー
△4⑮キセキ

△については、予想上の序列です。
この印に到達した理由は、文中でおいおい触れていきます。

それでは、16着から。

<16着> アサマノイタズラ
中山巧者と言われて穴党から注目されていたようですが、クラシックで実績が無く、現状、有馬記念でどうこう言える力は無いとみていました。
鞍上が首を傾げるほど、敗因が分からない大敗になってしまいました…

<15着> メロディーレーン
勝ち馬の後ろ、中団に居たようですが、全く見えていませんでした。
コメントは割愛します。

<14着> ペルシアンナイト
昨年は初距離で善戦しましたが、7歳という年齢、近況からみても、適鞍では無いと思いました。
鞍上(C.デムーロ騎手)が魅力、というだけでは手が出ませんでした。

<13着> パンサラッサ
距離が長い、というのが馬柱を見た第一感でした。
逃げ宣言の通り走りましたが、1000m59秒台は普通ですかね…
もう少しガッツリ逃げたら面白かったかも。

<12着> シャドウディーヴァ
前々で勝負していましたが、この距離では無理があったかと。
こういう時こそ死んだふり作戦なんじゃないですかね(苦笑)。

<11着> ウインキートス(▲)
毎年、内枠から上位に評価できる馬を探すのが、私の有馬記念での予想セオリーですが、今年はこの馬でした。
オールカマー(2着)のイメージだったんですが、今回は前に行きすぎたかなと思いました。
それこそ、ディープボンドやクロノジェネシス辺りの位置に居て、2周目3コーナーからスパートする感じなら、際どい所まで来れたと思ってます。
ゴールドシップということも考慮に入っていましたが…
力負けではないと思いたいです。

<10着> キセキ(△4)
道中はクロノジェネシスの前辺りに居たらしいのですが、ほとんど見えていなかったので、レース内容のコメントは差し控えます。
2年前に某放送局で引退すると誤報され(苦笑)、昨年の当ブログで「正式発表は無いですが、今年で引退なんでしょうかね」と書いたこの馬も、ついに正式な引退の時を迎えました。
最後は弓折れ矢尽きる感じでしたが、ここまで走ったことに敬意を表します。

<9着> ユーキャンスマイル
この馬もレース中は目に入ることがありませんでしたが、通過順位を見る限りでは、昨年と同じく、後方から末脚を伸ばす形。
自分の競馬に徹していた模様です。

<8着> モズベッロ
さほど時計がかかるわけでもない今の中山。良馬場では出番がないと思いました。
レースの寸評は割愛します。

<7着> アカイイト
前走G1勝ちとはいえ、このメンバーでは厳しいとみていました。
そもそも距離も長いと思い、無印でした。
この馬も、レースの寸評は無しです。

<6着> アリストテレス
非根幹距離が得意なイメージがあり、印を回してもいいタイプなのですが、どうしても勝ち負けになるイメージが沸きませんでした。
レース中も目を惹かれる場面が無かったので、寸評は控えます。
結果は6着でしたが、上位とは力の差がありますね…

ここからは、掲示板に載った馬たちです。コメントが長くなります。

<5着> タイトルホルダー(△3)
以前にも書いていますが、直近の菊花賞馬が有馬記念に直行してきた場合、それだけで高く評価できます。
当然、私も重い印を打つつもりでした。
しかし、馬番が発表され、大外枠に入ると知り、それができなくなってしまいました。
結果、△印の3番手評価に留まりました。
パンサラッサの逃げを離れた2番手で追走し、自らが逃げるような格好にはなっていましたが、前を捕まえに行かなくてはならないため、自分のタイミングで動くことができませんでした。
0.5秒差に粘ったのはさすがでしたが、今回はいろいろと恵まれませんでしたね…

<4着> ステラヴェローチェ(○)
朝日杯2着を皮切りに、クラシック3冠レースで常に善戦してきましたが、決め手に欠けるところがあり、人気ほど期待できるのか?というのは正直ありました。
その馬を対抗に推したのは、パドックの状態が非常に良かったことと、タフな流れになりがちな有馬記念では、底力を発揮できるのではないかと考えたからです。
エフフォーリアをマークするかのように中団やや後方を行き、外目をいい感じで上がって行ったように見えましたが、エフフォーリアとの着差は変わりませんでした。
見せ場は作ったと思いますが、まだ成長過程なのかな。
こういうタイプは得てして善戦マンのまま終わってしまいがちなので、そうならないように、成長に期待したいです。
なお、中山金杯に登録があるんですが、出るんですかね?

<3着> クロノジェネシス(◎)
周知の通り、凱旋門賞の極悪馬場を激走したクロノジェネシス
正直、その疲労がどこまで抜けているか、不安はありました。
しかし、それにも関わらず本命に推したのは、やはり「グランプリ」での実績から、このメンバーでも頭一つ抜けていると思ったからです。
今回、有馬記念に出走経験がある馬は、当馬を入れて5頭しかなく、馬券に絡んだ馬となると、クロノジェネシス1頭だけでした。
トラックマンや評論家筋では「全盛期ほどの力は出せないのではないか?」という評価が一般的でしたが、私は躊躇なく、この馬を本命に決めました。
そして、その期待には応えてくれたと思います。
敗因ですが、私は「クロノジェネシスの動き出しが遅れた」ことに尽きると考えています。
なぜ遅れたかは後に書くとして、もう少し早く動き出せていれば、連には絡んでいたと思います。
今回、引退レースを飾ることはできませんでしたが、グランプリ3連覇を含むGⅠ4勝、アーモンドアイらと共に牝馬の一時代を築いた功績は揺るぎません。
お疲れさまでした。

<2着> ディープボンド(△1)
こちらも、凱旋門賞の洗礼を浴びた馬の1頭でしたね。
クロノジェネシスと同様、体調面の不安こそあったものの、スタミナは豊富な馬ですし、好枠を引いたこともあって、評価は高かったです。
ただ、思った以上に人気になったので、ウインキートスとの比較で4番手に下げました。
結果的にはどちらでも変わりませんでしたが(笑)。
回顧すると、ウインキートスにやってほしかったレースを、そっくりそのままディープボンドが実践した形になりましたね。
しかし、最初に抜け出したタイトルホルダーを捕まえようとした時には、もう勝ち馬が来てましたからね(苦笑)。
それでも、当馬としては会心のレースだったのではないでしょうか。
実はまだGⅠ勝ちが無い馬ですが、長距離界では主軸になる馬ですし、チャンスはまだ十分残っているはず。
息長く活躍してほしいところです。

<1着> エフフォーリア(△2)
強い3歳世代を代表する馬であり、天皇賞・秋の勝ち方と負かした相手を見れば、1番人気は当然と言えましょう。
ただ、こと有馬記念に関しては、私はそこまでの評価はしていませんでした。
クロノジェネシスを差し置いてファン投票1位になったのも意外でしたし。
ダービーの時のように、先行策から早めに抜け出したところを、切れのある何かに差されるイメージが、ずっと脳裏にこびりついていました。
また、2000mで強い勝ち方をしたことが、2500mでは逆にアダになりそうな気もしていました。
そして、クロノジェネシスを本命にする以上、エフフォーリアに重い印を打つことはできませんでした。
今年は馬券的に大きく負けていましたのでね(笑)。

当然のことですが、レース後の感想は「強かったなあ」のひと言でした。
実は、エフフォーリアがクロノジェネシスよりも後ろに付けるとは、全く考えていませんでした。
これでまず、「エフフォーリアが抜け出したところをクロノジェネシスが差す」という私のシナリオが崩れました。
そして、エフフォーリアが動くタイミングが絶妙でした。
クロノジェネシスが動く前に仕掛けて外に併せていき、彼女の進路を塞いでしまったところなどは心憎い限りで、実に上手かった。

この馬が来年以降の競馬界を支える中心となる、そんな未来が確約された有馬記念でしたね。


寸評は以上です。

勝ったエフフォーリアは、これで今年のGⅠを3勝したことになります。
普通なら、年度代表馬はこの馬で確定になるはずですが、今年はもう1頭、海外G1を3勝したラヴズオンリーユーという、強力なライバルが存在します。
おそらく、大激戦になるでしょうね。
本来は海外レースを考慮しないのが建前のはずですが、昨今はそんな縛りもないみたいですし、どちらが選ばれても異論はありません。
それくらい甲乙付け難い。
ただ、私が投票できるのであれば、エフフォーリアに投票します。
八大競走を4戦して3勝2着1回、という馬に投票しないわけにはいかないからです。
さて、どちらが選ばれるでしょうね。
楽しみに待ちたいと思います。


振り返りの最後に、グチを読んでいただきたいと思います(笑)。
馬券の話です。

今年の有馬記念は、1~5番人気の馬が掲示板を独占しました。
私の予想も上位人気馬を中心にピックアップしていたはずなんですが、順番が違っていたというね(笑)。
△2-△1-◎
の順に決まって、一銭も戻って来なかったわけですが、実は、馬券を回収できたかもしれないんです。
というのは、私は大体、馬連ベースで馬券を考えるのですが、今回は3連複で購入するプランもありました。
クロノジェネシスを軸にしたフォーメーションで、
1列目:⑦
2列目:⑨⑥⑤
3列目:2列目+⑩⑯⑮
という案です。
でも、これを買ってしまうと、仮に◎○や◎▲、○▲の組み合わせで1~2着になったときに、大きな配当を逃してしまうことになる…
そう考えて、結局、馬連で購入して、2着馬に割り込まれちゃった、というわけです。

のちに、3連複を買った上で馬連も買っとけば良かったんじゃね?と気付いたのですが、後の祭りでした(苦笑)。

有馬記念の回顧は以上です。


今回の記事は、昨年の大みそか以来の投稿になります。
月に延べ何人かの方が、当ブログにアクセスして下さっていたようで、ありがとうございました。
そして、無駄足を踏ませてしまい、済みませんでした。

2021年が間もなく終わろうとしています。
本来であれば、年内最後は「サンフレッチェ広島出来事カレンダー」という記事で終わるのが通例なのですが…
申し訳ありません、年明けの投稿とさせていただきます。
どう考えても、残り2時間半で書き上がるとは思えないですし、そもそも、書く時間が取れません。
甚だ不本意ではありますが…
ご容赦いただきたいと存じます。

それではまた来年!

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。