新・ライフ イズ リスペクト from ビッグアーチ

広島ファンとして、スポーツファンとして、思ったことを綴っていきます。

今さらですが有馬記念寸評2021

第66回を迎えた有馬記念(G1)。
今年も、競馬週報的に、全出走馬の寸評を書いてみたいと思います。
但し、週報とは逆に、カウントダウン方式でいきます。
上位の馬を後にした方が、最後まで読んで頂けるかな、という作戦です(笑)。

今年はまず、私の予想印を載せておくことにします。

◎ ⑦クロノジェネシス
○ ⑨ステラヴェローチェ
▲ ⑥ウインキートス
△1⑤ディープボンド
△2⑩エフフォーリア
△3⑯タイトルホルダー
△4⑮キセキ

△については、予想上の序列です。
この印に到達した理由は、文中でおいおい触れていきます。

それでは、16着から。

<16着> アサマノイタズラ
中山巧者と言われて穴党から注目されていたようですが、クラシックで実績が無く、現状、有馬記念でどうこう言える力は無いとみていました。
鞍上が首を傾げるほど、敗因が分からない大敗になってしまいました…

<15着> メロディーレーン
勝ち馬の後ろ、中団に居たようですが、全く見えていませんでした。
コメントは割愛します。

<14着> ペルシアンナイト
昨年は初距離で善戦しましたが、7歳という年齢、近況からみても、適鞍では無いと思いました。
鞍上(C.デムーロ騎手)が魅力、というだけでは手が出ませんでした。

<13着> パンサラッサ
距離が長い、というのが馬柱を見た第一感でした。
逃げ宣言の通り走りましたが、1000m59秒台は普通ですかね…
もう少しガッツリ逃げたら面白かったかも。

<12着> シャドウディーヴァ
前々で勝負していましたが、この距離では無理があったかと。
こういう時こそ死んだふり作戦なんじゃないですかね(苦笑)。

<11着> ウインキートス(▲)
毎年、内枠から上位に評価できる馬を探すのが、私の有馬記念での予想セオリーですが、今年はこの馬でした。
オールカマー(2着)のイメージだったんですが、今回は前に行きすぎたかなと思いました。
それこそ、ディープボンドやクロノジェネシス辺りの位置に居て、2周目3コーナーからスパートする感じなら、際どい所まで来れたと思ってます。
ゴールドシップということも考慮に入っていましたが…
力負けではないと思いたいです。

<10着> キセキ(△4)
道中はクロノジェネシスの前辺りに居たらしいのですが、ほとんど見えていなかったので、レース内容のコメントは差し控えます。
2年前に某放送局で引退すると誤報され(苦笑)、昨年の当ブログで「正式発表は無いですが、今年で引退なんでしょうかね」と書いたこの馬も、ついに正式な引退の時を迎えました。
最後は弓折れ矢尽きる感じでしたが、ここまで走ったことに敬意を表します。

<9着> ユーキャンスマイル
この馬もレース中は目に入ることがありませんでしたが、通過順位を見る限りでは、昨年と同じく、後方から末脚を伸ばす形。
自分の競馬に徹していた模様です。

<8着> モズベッロ
さほど時計がかかるわけでもない今の中山。良馬場では出番がないと思いました。
レースの寸評は割愛します。

<7着> アカイイト
前走G1勝ちとはいえ、このメンバーでは厳しいとみていました。
そもそも距離も長いと思い、無印でした。
この馬も、レースの寸評は無しです。

<6着> アリストテレス
非根幹距離が得意なイメージがあり、印を回してもいいタイプなのですが、どうしても勝ち負けになるイメージが沸きませんでした。
レース中も目を惹かれる場面が無かったので、寸評は控えます。
結果は6着でしたが、上位とは力の差がありますね…

ここからは、掲示板に載った馬たちです。コメントが長くなります。

<5着> タイトルホルダー(△3)
以前にも書いていますが、直近の菊花賞馬が有馬記念に直行してきた場合、それだけで高く評価できます。
当然、私も重い印を打つつもりでした。
しかし、馬番が発表され、大外枠に入ると知り、それができなくなってしまいました。
結果、△印の3番手評価に留まりました。
パンサラッサの逃げを離れた2番手で追走し、自らが逃げるような格好にはなっていましたが、前を捕まえに行かなくてはならないため、自分のタイミングで動くことができませんでした。
0.5秒差に粘ったのはさすがでしたが、今回はいろいろと恵まれませんでしたね…

<4着> ステラヴェローチェ(○)
朝日杯2着を皮切りに、クラシック3冠レースで常に善戦してきましたが、決め手に欠けるところがあり、人気ほど期待できるのか?というのは正直ありました。
その馬を対抗に推したのは、パドックの状態が非常に良かったことと、タフな流れになりがちな有馬記念では、底力を発揮できるのではないかと考えたからです。
エフフォーリアをマークするかのように中団やや後方を行き、外目をいい感じで上がって行ったように見えましたが、エフフォーリアとの着差は変わりませんでした。
見せ場は作ったと思いますが、まだ成長過程なのかな。
こういうタイプは得てして善戦マンのまま終わってしまいがちなので、そうならないように、成長に期待したいです。
なお、中山金杯に登録があるんですが、出るんですかね?

<3着> クロノジェネシス(◎)
周知の通り、凱旋門賞の極悪馬場を激走したクロノジェネシス
正直、その疲労がどこまで抜けているか、不安はありました。
しかし、それにも関わらず本命に推したのは、やはり「グランプリ」での実績から、このメンバーでも頭一つ抜けていると思ったからです。
今回、有馬記念に出走経験がある馬は、当馬を入れて5頭しかなく、馬券に絡んだ馬となると、クロノジェネシス1頭だけでした。
トラックマンや評論家筋では「全盛期ほどの力は出せないのではないか?」という評価が一般的でしたが、私は躊躇なく、この馬を本命に決めました。
そして、その期待には応えてくれたと思います。
敗因ですが、私は「クロノジェネシスの動き出しが遅れた」ことに尽きると考えています。
なぜ遅れたかは後に書くとして、もう少し早く動き出せていれば、連には絡んでいたと思います。
今回、引退レースを飾ることはできませんでしたが、グランプリ3連覇を含むGⅠ4勝、アーモンドアイらと共に牝馬の一時代を築いた功績は揺るぎません。
お疲れさまでした。

<2着> ディープボンド(△1)
こちらも、凱旋門賞の洗礼を浴びた馬の1頭でしたね。
クロノジェネシスと同様、体調面の不安こそあったものの、スタミナは豊富な馬ですし、好枠を引いたこともあって、評価は高かったです。
ただ、思った以上に人気になったので、ウインキートスとの比較で4番手に下げました。
結果的にはどちらでも変わりませんでしたが(笑)。
回顧すると、ウインキートスにやってほしかったレースを、そっくりそのままディープボンドが実践した形になりましたね。
しかし、最初に抜け出したタイトルホルダーを捕まえようとした時には、もう勝ち馬が来てましたからね(苦笑)。
それでも、当馬としては会心のレースだったのではないでしょうか。
実はまだGⅠ勝ちが無い馬ですが、長距離界では主軸になる馬ですし、チャンスはまだ十分残っているはず。
息長く活躍してほしいところです。

<1着> エフフォーリア(△2)
強い3歳世代を代表する馬であり、天皇賞・秋の勝ち方と負かした相手を見れば、1番人気は当然と言えましょう。
ただ、こと有馬記念に関しては、私はそこまでの評価はしていませんでした。
クロノジェネシスを差し置いてファン投票1位になったのも意外でしたし。
ダービーの時のように、先行策から早めに抜け出したところを、切れのある何かに差されるイメージが、ずっと脳裏にこびりついていました。
また、2000mで強い勝ち方をしたことが、2500mでは逆にアダになりそうな気もしていました。
そして、クロノジェネシスを本命にする以上、エフフォーリアに重い印を打つことはできませんでした。
今年は馬券的に大きく負けていましたのでね(笑)。

当然のことですが、レース後の感想は「強かったなあ」のひと言でした。
実は、エフフォーリアがクロノジェネシスよりも後ろに付けるとは、全く考えていませんでした。
これでまず、「エフフォーリアが抜け出したところをクロノジェネシスが差す」という私のシナリオが崩れました。
そして、エフフォーリアが動くタイミングが絶妙でした。
クロノジェネシスが動く前に仕掛けて外に併せていき、彼女の進路を塞いでしまったところなどは心憎い限りで、実に上手かった。

この馬が来年以降の競馬界を支える中心となる、そんな未来が確約された有馬記念でしたね。


寸評は以上です。

勝ったエフフォーリアは、これで今年のGⅠを3勝したことになります。
普通なら、年度代表馬はこの馬で確定になるはずですが、今年はもう1頭、海外G1を3勝したラヴズオンリーユーという、強力なライバルが存在します。
おそらく、大激戦になるでしょうね。
本来は海外レースを考慮しないのが建前のはずですが、昨今はそんな縛りもないみたいですし、どちらが選ばれても異論はありません。
それくらい甲乙付け難い。
ただ、私が投票できるのであれば、エフフォーリアに投票します。
八大競走を4戦して3勝2着1回、という馬に投票しないわけにはいかないからです。
さて、どちらが選ばれるでしょうね。
楽しみに待ちたいと思います。


振り返りの最後に、グチを読んでいただきたいと思います(笑)。
馬券の話です。

今年の有馬記念は、1~5番人気の馬が掲示板を独占しました。
私の予想も上位人気馬を中心にピックアップしていたはずなんですが、順番が違っていたというね(笑)。
△2-△1-◎
の順に決まって、一銭も戻って来なかったわけですが、実は、馬券を回収できたかもしれないんです。
というのは、私は大体、馬連ベースで馬券を考えるのですが、今回は3連複で購入するプランもありました。
クロノジェネシスを軸にしたフォーメーションで、
1列目:⑦
2列目:⑨⑥⑤
3列目:2列目+⑩⑯⑮
という案です。
でも、これを買ってしまうと、仮に◎○や◎▲、○▲の組み合わせで1~2着になったときに、大きな配当を逃してしまうことになる…
そう考えて、結局、馬連で購入して、2着馬に割り込まれちゃった、というわけです。

のちに、3連複を買った上で馬連も買っとけば良かったんじゃね?と気付いたのですが、後の祭りでした(苦笑)。

有馬記念の回顧は以上です。


今回の記事は、昨年の大みそか以来の投稿になります。
月に延べ何人かの方が、当ブログにアクセスして下さっていたようで、ありがとうございました。
そして、無駄足を踏ませてしまい、済みませんでした。

2021年が間もなく終わろうとしています。
本来であれば、年内最後は「サンフレッチェ広島出来事カレンダー」という記事で終わるのが通例なのですが…
申し訳ありません、年明けの投稿とさせていただきます。
どう考えても、残り2時間半で書き上がるとは思えないですし、そもそも、書く時間が取れません。
甚だ不本意ではありますが…
ご容赦いただきたいと存じます。

それではまた来年!

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。

2020年サンフレッチェ広島出来事カレンダー

2020年大晦日、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

今年も、最後の記事として、サンフレッチェ広島の2020年を振り返るとともに、当ブログの今年も振り返ってみたいと思います。
昨年と同様、サンフレッチェに何が起こったか、月別に振り返ります。
題して、「2020年サンフレッチェ広島 出来事カレンダー」!
今年を振り返る指標として、毎月1つずつ、代表的な出来事をピックアップしていきます。

なお、この記事は、サンフレッチェ広島公式サイトのプレスリリースを参照させていただいております。

例によって、ここまで、完全にテンプレート化された文章になっております(笑)。

ただし、今年も当ブログの振り返りはしないことにします。
今年3本目の記事ですもんね…

では始めましょう。

<1月> エゼキエウ選手、サンフレッチェ広島に完全移籍で加入

毎年、1月と12月は、移籍関連のニュースが多くなります。
今年の1月も、退団やレンタルなど、広島を(一時的にでも)離れる選手が複数いましたが、その逆で、新しくサンフレッチェのユニフォームに袖を通してくれる選手も発表されました。
それが、ブラジルの名門ボタフォゴから完全移籍で日本に来てくれたエゼキエウ選手でした。
加入時の年齢が21歳と若く、当然、伸びしろ大な選手で、大いに期待したものです。

チームのやり方に馴染むのに苦労したり、コロナ禍のために奥さんが来日できなかったり、苦難に見舞われることもありましたが、J1出場を果たした後は、初先発、初ゴールと、着実に結果を残してくれています。

トップ下の争いは簡単ではありませんが、ブラジルで将来を期待されていたという実力を発揮してほしいと思います。

<2月>藤井智也選手(立命館大学)、2020年JFA・Jリーグ特別指定選手に承認される

ルヴァンカップ、J1と、いずれも開幕戦を快勝し、しかし、新型コロナの猛威のために中断を余儀なくされた、日本サッカーとJリーグ。
特筆すべきリリースが少ない中、1月に「2021年度の」新加入が決定していた立命館大学の藤井智也選手が、2020年のリーグ戦にも出場できる、特別指定選手の認定を受けたというニュースは、明るい希望をもたらしてくれました。

サンフレッチェでは最重要ポジションの1つであるサイドですが、藤井選手のスピードがプロで十分通用することを、今年出場した試合の中で、彼は証明してくれたと思います。
正式にサンフレッチェ広島の所属選手になる来年は、より多く出場して、観客を唸らせるようなスピード豊かなプレーを見せてほしいです。

<3月>サンフレッチェ広島サッカースクール、3月の活動を中止

今年はとにかく、新型コロナのせいで、イレギュラーな一年間だったわけですが、サンフレッチェのプレスリリースも、今年は今までと違う項目ばかりになってしまいました。
試合の延期やチケット払い戻しを伝えるリリースが連続しているのを見るのは、辛いものがあります。

サッカースクールの中止も、楽しみにしていた子供たちの気持ちを思うと、仕方ないこととは申せ、悔しさが募ります。

そして…

<4月>トップチーム活動の一時休止

ついに、このような状況になってしまいました…
当初は4/14から2週間程度の予定が、後日、5/6まで延期されたのが、4月内の経緯でした。
その後、5/7以降も継続して活動休止となりましたが、5月末にJリーグの再開日(7/4)が決定され、歓迎されざるオフ期間が終了する運びとなりました。

<5月>オリジナルマスク販売開始

サンフレッチェに限った話ではなく、Jリーグのどのチームも、新型コロナ感染拡大防止の観点で、様々な取り組みを行なっていたと思います。
そんな中、サンフレッチェの5/15のプレスリリースでは、洗って繰り返し使える2種類の布マスクを販売する、と発表しています。
1つは抗菌マスク、もう1つはリバーシブルマスク(冷感素材)というものでした。
今日、私は初めてこれらを知ったのですが、リバーシブルって大丈夫なの?と素朴に思いました(微笑)。
もちろん、大丈夫なはずですね。洗って使えますし。

余談ですが、サンチェくんの巨大マスク、マスク着用の大切さを教えてくれてはいますが、サンチェくんの着け方は、もう少しフィットさせた方がいいと思いますね(笑)。

<6月>野津田岳人選手、入籍

久しぶりに、掛け値なしに明るい話題がありました。
昨年、レンタル移籍からサンフレッチェに帰ってきた岳人ですが、この2年間、思うように結果が残せず、苦悩しているのではないかと思います。
でも、そんな状況も、この結婚を機に、いいサイクルに変えてほしいと切に思いますね。

<7月>柏好文選手、負傷

7/4からついに再開されたJリーグ。
初戦となった第2節は、ヴィッセル神戸との一戦でした。
意気揚々と戦ったサンフレッチェイレブンでしたが、試合には完勝したものの、カシッチの負傷退場というアクシデントにも見舞われてしまいました。

今年のカシッチは、ひと頃のキレが影を潜め、サンフレッチェに加入以降、最も不本意なシーズンだったのではないかと推察します。
が、今にして思えば、いつもなら完治すれば影響を受けない程度の負傷が、過密日程となった今年に限っては負担となって、大事なところで影響したのかもしれません。

年齢だけ見れば、ベテランの域に達しているカシッチですが、オフで体を休めたら、来年は再び、アグレッシブな「らしい」プレーを見せてくれると信じます。
頼んだよ、カシッチ!

<8月>2020JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第3節vs.サガン鳥栖 開催中止

この話題、様々な要素を含んだリリースだと思います。

まず第一に、これはサガン鳥栖に「新型コロナの陽性またはその可能性が高い」人が複数名いたことによるものですが、コロナの毒性の強さが感染の理由なのであって、どんなに予防策を講じても罹る時は罹ってしまう以上、サガンを責めるのはお門違いだと、強く訴えておきます。

次に、これは広島と鳥栖の両チームにグループステージを突破する可能性が無くなったことによるものでもあるのですが、状況的に仕方ないとはいえ、主に若手選手たちの真剣勝負の場が1試合分失われたことを意味します。
わずかな違いですが、大きな1試合を失ったと思います。

長くなるのでこのくらいにしておきますが、とにかく、いろいろな意味で残念な中止だったと思いました。

<9月>広島県知事を表敬訪問

他に気になるリリースもあったんですが、ちょっと知識が無くて記事にはできませんでしたので、サンフレッチェもこういうことを地道にやってるんですよ、という紹介の意味でこれにしました。
特に付け足すことはありません(笑)。

<10月>日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ(Women Empowerment League)」参入決定

実は、これも不勉強でほとんど知識がないんですが、アンジュヴィオレ広島との兼ね合いなどで話題になったことは知っていました。
少し調べてみましたが、来年度から、11チームによるリーグ戦として、秋春制で開催される、とのことですね。

今月になって、なでしこジャパンの一員として世界を制した近賀ゆかり選手らが、立ち上げメンバーとして参加することが発表になり、俄然、興味が湧いてきているところです。

<11月>ハイネル選手、治療のため帰国

これは、かなり心配なリリースです。

確かに、秋口以降、出場していないなあ、とは思っていましたが、こんなに状態が悪いケガだったとは。
実は、明日の元日でレンタル期間が終了してしまうため、来シーズン、彼を広島で観れるのか、現時点では分からないのです。

プレーに波があり、少々使いづらい選手ではありますが、彼の愛すべきキャラクターは、チームのムードを盛り上げる意味でも重要な選手だと思います。
ケガが治ることが最も大切ですが、またサンフレッチェの一員として、楽しいプレーを見せてくれることを望みます。

<12月>水本裕貴選手、FC町田ゼルビアに完全移籍

かなり目につくリリースがあり、迷いましたが、このニュースを取り上げることにしました。

2011年からサンフレッチェでプレーすることになったミズ。
連続フルタイム出場に代表されるように、身体の強いタフな選手というイメージがありました。
(その連続出場記録が途絶えたときのことは、前ブログで記事にしたと思います。)

スピードに長けた選手でもあり、サンフレッチェでは長いこと、不動のレギュラーDFとして支えてくれましたよね。
そのスピードの低下によってポジションを維持できなくなり、松本山雅、町田と、レンタル移籍で渡り歩いてきましたが、このたび、町田に籍を移すことになりました。

FC町田ゼルビアでは、長らくハンジェくん(李漢宰選手)が精神的支柱としてチームを鼓舞してきましたが、今シーズンで引退することになりました。(お疲れさまでした!)
なので、ミズにはその役割を引き継いで、町田のために貢献してほしいと思います。

これからも引き続き、頑張ってください!

以上、カレンダーでした。

いやあ、今年も、サンフレッチェ広島には、いろいろな出来事がありましたね。
皆さんも是非、サンフレッチェ広島のHPをご覧になり、2020年を振り返ってみては如何でしょうか。

さて、今年ももうすぐ終わりますね。
来年はもう少し、このブログも頑張った方がいいかなあ(苦笑)。
おいおい考えます。

では、今年、当ブログをお読み下さった皆様、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。

良いお年を!

今さらですが有馬記念寸評2020

第65回を迎えた有馬記念(G1)。
今年も、競馬週報的に、全出走馬の寸評を書いてみたいと思います。
但し、週報とは逆に、カウントダウン方式でいきます。
上位の馬を後にした方が、最後まで読んで頂けるかな、という作戦です(笑)。

例年通り、テンプレートから入りました(笑)。
さて、本題に入る前に、今年のレースについて簡単に触れておきたいことがあります。

本来、有馬記念は内枠が有利なレースで、人気薄の馬がしばしば穴を開けるため、馬券の狙い目として有効です。
ただ今年は、逃げると目された馬の1頭が出遅れたため、レース全体がスローになってしまった上に、アクシデントが重なり、内枠の馬がその優位性を活かせないレースになりました。
幾つかのコメントは、このことを踏まえた内容になっていると思います。

それでは始めますが、今年、私の予想は外れましたのでご了承ください(笑)。

まずは、16着から、となるのですが、今年は残念ながら違いました。

競争中止> ブラストワンピース(▲)
一昨年の覇者。中山実績や枠順を考慮し、単穴評価にしていましたが、近走は調子が上がっていなかったし、パドックも今ひとつでした。
心房細動で競争中止となりましたが、大きな影響は無かったと聞き、ひと安心しました。

<15着> モズベッロ
宝塚記念3着に食指は動きましたが、久々を嫌いました。
後方のまま、見せ場無しでした。

<14着> オーソリティ
クラシック実績の無い3歳馬。連勝中のため穴人気にはなりましたが、まだ力不足か。
平坦コースで見直したい馬ではありますが。

<13着> バビット(△B)
血統背景と1番枠ということで、惑星として評価できたので、ヒモの1頭にしていました。
単騎の逃げになりましたが、スローに落とし過ぎたか、他馬のプレッシャーにつぶされた感がありました。

<12着> キセキ(△A)
常に全力を尽くし、G1レベルで常に好勝負を繰り返す人気馬。
今年もまた宝塚記念を2着するなど、狙えなくはなかったんですが、いくらタフな馬でも秋4戦目は割引で、ヒモ評価に留めました。
JCと異なり、今回はスタートに失敗したため後方から。向正からポジションを上げていきましたが、最後は力尽きた感じでした。
正式発表は無いですが、今年で引退なんでしょうかね。
ひとまずお疲れさま、と書いておきます。

<11着> ユーキャンスマイル
今年の阪神大賞典を勝ってはいますが、このメンバーでは若干足りないかなと思い、無印でした。
最後方から末脚に賭けたものの、他馬を凌駕するところはありませんでした。

<10着> ラヴズオンリーユー(△A)
適性的に高評価は難しいかと思いましたが、パドックの気配が良く見えたので、ヒモの中でも上位に取りました。
しかし、意外に伸びを欠いてしまったのは、やはり馬場が合わなかったか。
オークス馬、なかなかきっかけがつかめませんね。
2000m辺りが適距離だと思うんですが…

<9着> オセアグレイト
同年のステイヤーズSを軽視するのが私の流儀で、この馬も無印。
正直、レース中も見えていませんでした。
勝ちタイムから0.9秒差なら善戦の部類ですが、勝ち負けにはならなかったように思います。

<8着> クレッシェンドラヴ(△B)
今年の出走馬中、唯一のステイゴールド産駒。正直、福島以外では平凡な馬(失礼!)ですが、内枠でもあるので、ヒモに拾っていました。
この馬も、レース中は存在に気付けませんでしたし、9着馬と同じ寸評になってしまいますね。

<7着> ペルシアンナイト(△B)
3歳時にマイルCSを勝って以来、同レースでは金銀銅すべて獲っている馬が、ここに来ての有馬記念挑戦。
買いの要素はあまり無かったのですが、ハービンジャー産駒という点に引っ掛かりができたので、ヒモの1頭に。
有馬記念は、レースの流れで距離を克服するケースがありますが、この馬がまさにそれでした。
上り3Fだけなら勝ち馬と同じなので、大善戦でした。
今後は、血統的に2000m前後が向いていると思うので、来年の北海道辺りを狙ってほしいです。

さて、毎回、5着以上は寸評の分量を増やすのがお約束、なのですが、今年は5着が同着になりましたので、ここからコメントが長くなります。

<5着同着> ワールドプレミア(◎)
何を隠そう、今年の本命でした。
春のクラシックこそ間に合わなかったものの、菊花賞を制覇した直後に有馬記念で3着し、長距離適性を示した馬です。
休み明けでJCを使って、状態が上向いてくることに期待したのと、キセキが逃げて縦長の展開になれば、昨年並みの追い込みで勝ち負けしてくれるだろう、という見込みでした。
もちろん、5番枠も絶好。と思ったのですが…
まず、パドックは可もなく不可もなく、強調材料は特に無かったです。
そして、最大の誤算はキセキの出遅れでした。
武豊騎手がスローを見越して、さすがの機転で前に付けたまでは良かったのですが、内目がゴチャついてしまった上に、ブラストワンピースの異変により、位置取りを下げざるを得なかったのが不運でした。
というわけで、今年に関しては、内枠が災いしたと言う他なく、馬も騎手も責められないと思います。
ロスがあっても最後は伸びてきており、力は見せてくれました。

いやあ、有馬記念って難しいですね(微笑)。

<5着同着> カレンブーケドール(△B)
オールカマーを2着したとはいえ、この馬は平坦の方が実力を出せると思っていて、今回も事前予想では高く買ってはいなかったんですが、パドックでの出来が良かったですし、鞍上池添というのも大いにプラスとみて、ヒモには持っていました。
勝負所で早めに仕掛けて見せ場はあったと思いますが、最後の坂で力尽きましたか。
中山の2500mでは微妙に長かったですかね。
なかなか勝ち運に恵まれない馬ですが…
香港とか行ったらすぐに勝てそうな気がしないでもないです(微笑)。

<4着> ラッキーライラック(△A)
今年は阪神で行われたエリザベス女王杯で、堂々の連覇を果たした馬。
有馬記念を勝ち負けするだけの特性を持っていると判断していました。
ただ、他馬との兼ね合いで、ヒモ評価に留まってしまいました。
前半はムリせず、じっくり溜めているように見えたのですが、追い出してからが案外だったですね。
福永騎手は距離が長いと感じたそうですが、確かに初距離でしたし、このクラスになると、僅かなことでも大きく響きますね。
このレースで引退ですね。お疲れさまでした。
いい仔を産んでほしいですね。

<3着> フィエールマン(△)
実は、天皇賞・秋で2着した走りに、非常に驚いていまして、あれほどの上がりで追い詰めて来るとは全く予想だにしていなかったんですね。
その後、JCをパスしてこちらに向かったのは、こと有馬記念を狙う意味ではベターな作戦で、昨年同様、期待をかける1頭でした。
ただ、印上は、迷った末に対抗には置けず、白三角の1番手という評価になりました。
外枠になったことが気掛かりではありましたが、ルメール騎手が番手に付けたのは、素晴らしい判断と絶賛の的でした。
武豊騎手といい、ルメール騎手といい、流石に一流の判断は違いますよね。
外枠で自由に動けたのが結果的に良かったので、フィエールマンの方が上位に来ましたが、これが運というものかもしれません。
フィエールマンは現役続行なんですかね。何もなければ、天皇賞春の好走にも期待が持てそうですね。

<2着> サラキア(△B)
サラキアは縁がある馬で、以前、このブログでも書きましたが、エプソムカップで2着に入った時に本線で的中させてもらったんですよ。
それ以降は特に後を追うことも無かったんですが、今年の夏競馬を境に、重賞勝ちやエリ女2着と好走を続けてきての有馬記念でした。
そして、阪神2200mで2着したことから、中山2500mでも走れる素地はありそうだと思い、ヒモには拾っていたんです。
が、まさかここでも2着するとは全く思いませんでしたね(微笑)。
外枠ということもあり、近走結果を出していた溜めて末脚勝負という戦法を取りましたが、これが見事に嵌りました。
馬連万馬券でしたね。獲った方、おめでとうございます。
これで引退はもったいない気もしますが、去年も同じことを書いたですね(笑)。
ディープ譲りの瞬発力を持つ仔を出してほしいですね。

<1着> クロノジェネシス(○)
宝塚記念1着時のあの強さを見せられたら、このメンバーでも1番人気は当然でした。
私も、グランプリではグランプリの戦績を重視する予想法を採る立場として、当然、重い印を打ちました。
対抗評価にしたのは、もちろん、ワールドプレミアにより大きな期待を賭けたからですが、パドックを観た時に、本命を変えるべきかと一瞬思ったんですよね。
馬券的妙味も加味して、入れ替えはしなかったんですが、結果的には失敗だった(笑)。
でも、悔いは無いです。
ところで、実は、クロノジェネシスに関しては、良馬場でも強い走りができるのか?というのが少し引っ掛かってはいたんです。
中山の馬場も決して悪い状態とは思わなかったので。
しかし、後から思えば、この日の中山は時計がかかっていたので、やはりクロノジェネシスの力が出しやすい状態だったと言えますね。
ということは、自分の中で、その引っ掛かりは解決していないことになるんですが…
これは来年以降の宿題としましょう(微笑)。
まずは大阪杯が目標になるんでしょうかね。
注目しなくてはいけませんね。

寸評は以上です。

今回、着順と馬名の後ろに、私が打った印を付加してみました。
少しは参照しやすくなったでしょうか?

一応、まとめますね。

◎ワールドプレミア(5着同着)
○クロノジェネシス(1着)
▲ブラストワンピース(競争中止
△フィエールマン(3着)
△Aラッキーライラック(4着)
△Aラヴズオンリーユー(10着)
△Aキセキ(12着)
△Bサラキア(2着)
△Bカレンブーケドール(5着同着)
△Bペルシアンナイト(7着)
△Bクレッシェンドラヴ(8着)
△Bバビット(13着)

△については、ただの△が全体の4番手評価で、△Aはその次の評価、△Bはいわゆる押さえ評価、の意味です。
結局、12頭もの馬に印を打っています(笑)。
1番人気馬を本命馬に変えられなかった理由が解っていただけますよね?
ホント、今年は難解な有馬記念でした。

さて、しれっと書いていますが、大晦日にして、今年2本目の記事です(微笑)。
今日はあと1本、恒例の企画が残っております。
果たして、今年中に書き切れるでしょうか!(笑)

それではまた。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。

103日目の第一歩(記念日など)

時は、2020年4月。
令和2年に入ってからは初めての記事です。
もうすでに、今年に入ってから103日目というタイミングです(笑)。

COVID-19が蔓延し、スポーツイベントも次々と中止や延期に追い込まれていますが、私がブログを更新しなかったのは、ただただ、ずぼらなだけです(苦笑)。
この期間、ネタがなかった訳ではないですからね。
Jリーグも一旦は開幕しましたし、無観客での大相撲や競馬開催もあったので。

ただ、現状は、大都市圏で非常事態宣言が発令されるなど、スポーツイベントどころか、我々のような一般人の行動も、要請や自粛等により制限されています。
厳しい環境ですが、我慢するところは我慢して、発散するべきところは発散して、医療研究者を信じて待ちましょう。

そして今日、当ブログを開設してから、ちょうど丸1年が経過しました!
前身のスポナビブログ時代から数えると、丸6年の記念日でもあります。
全く書いていないのに能天気に言ってていいのかという疑問はありつつ、記念日に今年初の記事をアップするのは、実はちょっと狙ってました(微笑)。

これで、はてなブログ版リスペクトブログは2年目に入ります。
閉鎖する選択肢は持っていませんので、また記事を書く日が来るまで、お待ちいただければ幸いです。

それではまた。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。

2019年サンフレッチェ広島出来事カレンダー

2019年大晦日、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

私がスポナビブログで書いていた、いわゆる旧ブログでは、毎年、年末のレギュラー企画として2種類の記事を書いてきました。
このはてなブログでも、その慣例に倣い、これらの企画を再興させようと思います。

ここまでは、前回の記事と同じ文章ですね(笑)。

続いては、サンフレッチェ広島の2019年を振り返るとともに、当ブログの今年も振り返ってみたいと思います。
サンフレッチェに何が起こったか、月別に振り返ります。
題して、「2019年サンフレッチェ広島 出来事カレンダー」!
今年を振り返る指標として、毎月1つずつ、代表的な出来事をピックアップしていきます。

なお、この記事は、サンフレッチェ広島公式サイトのプレスリリースを参照させていただいております。

この辺までは毎年、前年とほとんど同じ文章を使います(笑)。完全にテンプレート化いたしておりました。
来年以降も続けられれば、今年の文章がほぼ丸ごと使われるはずです(笑)。

ただし、今年は当ブログの振り返りはしないことにします。
下半期はほぼほぼ更新していませんでしたからね…

では始めましょう。

<1月> フェリペ・シウバ、サンフレッチェを離れる

パトリックの完全移籍加入と迷ったんですが、個人的に残念だったこちらのニュースを選びました。

元監督のポイチさんが取り入れようとした「前プレ」に適した選手として獲得したはずのフェリペ・シウバ。
しかし、その方向性が崩壊したことに加え、どちらかというとクラシカルな、スペースがないと活きないタイプの選手だったこともあり、Jリーグのスタイルに戸惑ったまま、ブラジルに戻ることになりました。

加入直後のプレシーズンで見せてくれた技術力が、彼本来の真骨頂だと思うので、故郷ブラジルで名選手になってほしいと願います。

<2月> 元川崎のハイネル、季節外れの加入成る

ACLプレーオフが行われた月ですが、いまのサンフレッチェにとって大きな戦力となってくれているハイネルの加入を取り上げました。
プレーぶりは明らかに守備<攻撃という、サロモンソンとは正反対の個性を持つ選手ですよね。
正直、守備面では危なっかしい場面も多々見受けられますが、とにかく一生懸命頑張る選手という印象が強いです。
また、試合の終盤になると、どこかしら痛がるような素振りを見せるが、途中交代で退いた試合終了後には、まるで何もなかったかのように振る舞う、そんな茶目っ気(?)がある、愛すべき選手です。

引き続き広島でプレーすることを熱望してくれたハイネルには、更なる活躍を期待せずにはいられません。

<3月> 和田拓也、横浜Fマリノス期限付き移籍

今年は珍しく、3ヵ月連続で選手の移籍関連を取り上げることになりました。

2年前の後半に、ヨンソン監督の下で4バックに転換したことを受けて、大宮から加入した和田選手。
城福体制1年目の昨年は、4バック体制を継続したことにより、右サイドバックのレギュラーとして活躍しました。
しかし、城福監督が(本来やりたかった?)3バックを採用した今年は、適性の問題から、リーグ戦で起用されることが無くなりました。

チームは生き物なので、時としてこのようなアンマッチが起こり得ますね。
どうしてもタイミングの問題は付いて回りますし、仕方ないことではないでしょうか。

来年は、広島から完全に離れ、横浜FMに籍を置いてのプレーになります。
良きライバルとして、競い合ってほしいです。

<4月> アウェイ神戸戦、ゴラッソ連発で逆転勝ち!

「アウェイ・ヴィッセル神戸戦にて、たくさんのご声援ありがとうございました!」ということで、この話題を。

私が当ブログを始めて最初に書いたサンフレ記事にも書きましたが、この日、4月14日は、カープ、JTサンダースと相次いで敗れ、最後の砦的な位置付けで、スポナビの速報を追ってました。
試合は、ホームの神戸が2-1で迎えた後半、まず、カシッチのヘディングで追い付いた後、サロモンソンからの右からのクロス、さらに岳人からの左からのクロスを、それぞれ素晴らしいゴラッソでゴールに沈めた、渡くんの技量により、2-4で勝利することになりました。

この時点で、リーグ戦5連勝。次の試合でストップしてしまいましたが、ここまでは総じて順調なチーム成績だったですね。

<5月> ダービーと被ると強い?アウェイ浦和戦、4得点で連敗ストップ

ACLグループリーグ突破も良いニュースでしたが、より溜飲が下がる完勝劇の方をピックアップしました。

実は、4月に連勝がストップしてから、この試合までリーグ戦5連敗を喫していたサンフレッチェ
ACLは勝ち続けていたので、私自身はさほどには感じませんでしたが、ファンサポからの不満の声は、私の耳目にも届いていました。
しかし、そんな中で迎えた浦和レッズとのアウェイ戦では、浦和に何もさせなかったといっても過言ではないような、完勝劇を見せてくれました。

この日は、日本ダービーと時間帯が被ったために、せっかく生中継を観るチャンスだったのに、中途半端な感じになってしまったのですが、「ダービーとサンフレ戦生中継が重なると、アウェイで0-4で勝利できる」という、ウソのような現象が再現したので、私はご満悦でした(笑)。
(3年前の福岡戦でも同じ得点数で勝利したのです。)

<6月> 無念!鹿島に敗れてACL上位進出ならず

6月末に鹿島アントラーズと3連戦することになったサンフレッチェ
ACLグループリーグを鹿島が2位通過したため、首位通過していた広島と、ACLラウンド16で対戦することになったからでした。

初戦のアウェイ戦を0-1で落としたサンフレッチェは、ホーム戦での逆転に挑みましたが、先制点を与えて苦しい展開に。
一旦は2-1と逆転し、あと1点という場面で、中林が無念のレッドカード…
さらに2-2とされて万事休すか、と思われたところから、パトリックが3点目を挙げるも、善戦、一歩及ばず。
アウェイゴールの差で、ラウンド8進出を逃すことになりました。

ジャッジの問題等、いろいろ言われたと記憶していますが、救いだったのは、最後の1秒まで諦めず、勝ち上がるために全力を尽くした、選手たちの頑張りが観れたことでした。

<7月> 柏好文コラボシリーズ2019「かしわ点」販売開始(笑)

皆川やパトリックなどの移籍転出があった7月ですが、パトリックには悪いけど、ここでは軽妙な話題を取り上げてみました。

このシリーズが今年の初回だったのか、前にもあったのか、私は知らないのですが(笑)。
7月31日の川崎フロンターレ戦での企画として、カシッチが今シーズンの6ゴール目を決めたことを記念する「かしわ点6個セット」、税込み600円!
なお、プレスリリースを見ただけでは、この商品の概要が分かりません!
かしわ点とは一体何物なのでしょうか?(笑)
(プレスリリース、改善の余地ありですね。)

<8月> 珍しい(?)トレード移籍で、水本とレアンドロ・ぺレイラ、それぞれの新天地へ

プロ野球の世界ではしばしば行われ、時に物議を醸す交換トレード。
サッカー界ではあまり起こらないことだと思われますが、今年の8月、サンフレッチェ広島の水本が松本山雅へ、松本のレアンドロペレイラが広島へ、それぞれ期限付きで移籍することになったのは、さながらJリーグ版交換トレードと言えるものでした。

実際は、それぞれのオファーが偶然重なっただけではないかと推測していますが、いずれにしても、広島も松本も、それぞれの弱点を補強するために動いたわけですね。

来年、ペレイラは引き続きサンフレッチェで、ミズは松本を離れ、ハンジェくん(李漢宰)がいる町田ゼルビアに移ることになりました。それぞれの場所で、ファンサポの期待に応える活躍ができるよう祈ります。

<9月> 外国籍FW、相次ぐ故障で攻撃陣が手薄に

この月はいいニュースもありましたが、サンフレッチェ的に大きかった出来事は、やはりこれでしょう。

9月1日のドウグラスヴィエイラに続き、9日には、移籍してきて間もないレアンドロペレイラが負傷離脱することが、プレスリリースで発表されています。
サンフレッチェのFW陣は、7月に皆川とパトリックがチームを離れたばかり。
期待の外国籍選手の離脱により、一気に層が薄くなってしまいました。

しかし、これはさすがにフロントに責任を被せるのは酷でしたね。
もちろん、怪我した選手に対しても同じことが言えますが。
怪我してしまったものは悔いても仕方ないです。

リーグカップ天皇杯と、相次いで敗退が決まってしまいましたが、残った選手たちも真摯に戦ってくれたし、そこは称えたいと思います。

<10月> 広島市がサッカースタジアム建設のための個人寄附金募集を開始

長年の懸案だったサッカースタジアムの建設地が、中央公園エリアに決定したことを受けて、そのスタジアムの建設基金に積み立てられる「個人寄付金」の募集が、10月1日に始まりました。

早速、「寄付をしたよ!」というメッセージがSNS上で散見していましたし、「多額の寄付をして、スタジアムに自分の名前を刻みたい!」と意気込む人もチラホラ見かけましたが、もうすでに想定以上の速さで金額が集まっているとのこと。

私自身は、募金する余裕が今はありませんが、2023年3月末までが募集期間(予定)だそうなので、ちょっとずつ積み立てていこうかな?なんて思ってます。

<11月> 森﨑和幸C.R.Mと森﨑浩司アンバサダーの共著「うつ白(はく) そんな自分も好きになる」刊行

私はまだ、この本を購入できていません。
しかし、特にサンフレッチェ広島のサポーターの皆さんには、必ずこの本を一読するべきだと思います。
もちろん、私がこんなことを言うまでもなく、多くのファンサポが、この本を読み終えて、森崎兄弟への想いを新たにしていると思いますけれども。

こんな重大な病を抱えながら、サンフレッチェ一筋の選手生活を全うしたお二人。
きっと、待ってくれたファンに対する彼らの想いも、書き綴られていることでしょう。
私も是非、読んでみたいと思います。

<12月> 稲垣祥名古屋グランパスに完全移籍

今年の締めくくりは、とても寂しい話題になってしまいました。

「稲垣、移籍か?」の一報を目にしたとき、私は我が目を疑いました。
同時に、数年前に(西川)周作が浦和に移籍した時と似た感情をおぼえました。

選手として成長するために新たな環境でチャレンジする、という心意気は分からないでもないのですが、その場所がなぜ名古屋グランパスなのか?という疑問が、どうしても後から付いてきてしまうんですよね…

とは申せ、彼がこのような決断をするまでには、様々な葛藤があったと想像できますし、私たちに彼の決断を否定する権利もありません。
であれば、私たちは彼が成長した姿を楽しみにするしかありません。
たとえそれがライバルチームであったとしても。

いま、旧ブログに書いた、稲垣がサンフレッチェに来ることになったときの記事を、少し読み返してみました。

昔観た試合に出ていた選手が広島にやってきた ~稲垣祥選手について語る~

その中から少し引用して、この話題を締めることにしましょう。

『稲垣にも、(中略)、何年かして「稲垣もサンフレッチェで成長した」と言われるように、広島で努力し、アピールしてほしいです。
私も是非、このブログで、そんなコメントをしてみたいと思ってます。
稲垣祥選手、サンフレッチェ広島へようこそ!』

以上、カレンダーでした。

いやあ、今年も、サンフレッチェ広島には、いろいろな出来事がありましたね。
皆さんも是非、サンフレッチェ広島のHPをご覧になり、2019年を振り返ってみては如何でしょうか。

さて、今年もあと1時間を切ったようです。
来年、このブログにどれだけの記事を載せられるか分かりませんが、当面は閉鎖など考えず、継続して何か書けるように頑張ってみるべきかなあ、などと思います。

今年、当ブログをお読み下さった皆様、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。

良いお年を!

今さらですが有馬記念寸評2019

私がスポナビブログで書いていた、いわゆる旧ブログでは、毎年、年末のレギュラー企画として2種類の記事を書いてきました。
このはてなブログでも、その慣例に倣い、これらの企画を再興させようと思います。

まずは、その年の有馬記念の結果を振り返る、題して『今さらですが有馬記念寸評20XX』。
もちろん、XXには年数が入るわけですね(笑)。

それでは早速、12月22日に行われた、第64回有馬記念(G1)について。
競馬週報的に、全出走馬の寸評を書いてみたいと思います。
但し、週報とは逆に、カウントダウン方式でいきます。
上位の馬を後にした方が、最後まで読んで頂けるかな、という作戦です(笑)。

基本はここで本題に入るんですが、今年はその前にご報告。
私は、今年の有馬記念を「ステイヤー上位のレース」という観点で予想しました。
そして、この企画で過去最も長いです。特にスマホで読む方、済みません。

お待たせしました。
では、まず16着から。

<16着> クロコスミア
エリ女3年連続2着で、コース形態は合いそうでしたが、牡馬相手では厳しかったか。距離も長いと見ました。

<15着> スカーレットカラー
最内枠の岩田ということでヒモに押さえました。流れに乗ってしまい、脚が溜まらなかった印象。

<14着> アエロリット
逃げるのは持ち味ですが、外枠からだからロスがあるし、1000m58秒5は速すぎました。
しかし、引退レースとして悔いはないのではないかと。お疲れさまでした。

<13着> スティッフェリオ
オールカマー勝ちに惹かれるものはあったが、距離経験を踏まえて無印に。
前に行った組に厳しい流れだったし、致し方なし。

<12着> スワーヴリチャード
以前に書いたことがありますが、JCと有馬を連勝するには、相当の実力がないと難しいと思います。
距離実績(AK杯勝ち)があるし、内枠で有力とは思いましたが、他に買いたい馬も居て、ヒモに留めていました。
アーモンドアイの少し前の位置取りでしたが、勝負所で手応えを失ってしまいました。
今年はJC組が軒並み不振でしたが、重馬場で激戦したダメージが残っていたのかも。

<11着> アルアイン
G1を2勝の実力馬ですが、さすがに距離が長かったか。3角から前を捕まえに行ったのも、結果的に早仕掛けでした。
引退レースに、皐月賞時の松山騎手を選んだのは、ほっこりくるエピソードですね。お疲れさまでした。

<10着> エタリオウ
明け5歳になる馬だが、まだ走りが緩いというか、ピリッとしていない印象。
アーモンドアイと同じ位置からスパートを試みたが、ジリジリとしか脚を使えませんでした。
宝塚記念で対抗に推した馬。晩成の血に期待したいです。

さて、通常は6位以下の記述量は短めにしていますが、この馬へのスペースは多く取らざるを得ないため、異例の構成にしました。

<9着> アーモンドアイ
今年の有馬記念を予想するに当たり、アーモンドアイをどう扱うかというのは大きなテーマでした。
出走が決まった直後から、この馬を本命にしないことは決めていましたが、最終的に、以下の理由により、6番手評価に留めることに決めました。

①熱発回避による体調面の不安
②好調教の反動を懸念
③初距離(スピードタイプの馬で、スタミナ勝負に不安あり)
④中山未経験
⑤馬券的妙味

①②については前記事に書いた通りですが、私は特に③の要素がかなり重要な観点だと思ってます。
去年のJCや今年の秋天の時計を繙くまでもなく、アーモンドアイの数多い長所の中でも、超一級のスピードが最大の長所だと思います。
しかし、こと有馬記念でそのスピードが不可欠かというと、必ずしもそうではありません。
なぜならば、有馬記念ステイヤー優位のレースだからです。

今にして思えば、J1を6勝しているアーモンドアイですが、そのほとんどが直線の長いコース形態のレースばかりでした。
唯一例外の秋華賞も、直線平坦の2000mならばスピードで押し切れるレースです。
要するに、アーモンドアイの実績は有馬記念を勝つためのものでは無かった、と言えるわけです。

さて、④の要素については、事前には結論を出さず、パドックの動きを見て判断しようと考えました。
そして、アーモンドアイのパドックは、私の脳裏に残っている「5年前のジェンティルドンナパドック」と比較しながら眺めました。
あの時、ジェンティルドンナも初の中山参戦でした。
松本ヒロシ氏らが不安視する中、私は、ジェンティルドンナの前駆の力強さを観て「中山は問題なし!」と判断したのですが…
アーモンドアイを観ていて、後躯の出来は素晴らしく、完成された強さが感じられたものの、前駆については、ジェンティルのような逞しさは感じられませんでした。
調教時の叩きつけるような前脚の捌きから、向かないとまでは思いませんでしたが、結局、中山がプラスになるタイプとも思えませんでした。
⑤はおまけ程度なので割愛しますが、検討の結果、今回に限っては、アーモンドアイを押さえ評価としました。

結果はご存知の通りでした。
「最初のスタンド前で熱くなった」と聞いてから改めて映像を観ると、確かにそうかも、と思えますが、生実況中にそこまでは気がつきませんでした。
したがって私は、アーモンドアイ敗戦の原因を「熱発明けで反動が出たための失速」だと結論付けました。
いずれにしても、残念なレースにはなってしまいましたが、現役最強を謳える馬であることに変わりはないので、来年の巻き返しに注目したいと思います。

それでは、寸評に戻りましょう。
8着からです。

<8着> ヴェロックス
牡馬3冠レースを善戦してきた馬ですが、名前を見るといつも牝馬だと間違えてしまいます。
相手なりに走りそう&川田騎手が不気味だったので、3連複で買った時のヒモにしましたが、結局拾えませんでした。
アーモンドアイの内で脚を溜めたものの、見せ場は作れませんでした。

<7着> レイデオロ
一昨年のダービー馬も、近走は人気を裏切ってきたし、個人的に、三浦騎手が(年間100勝した今でさえ)G1を勝つイメージが全く沸かず、結局、無印でした。
最後方から3角でゴーサインを出したものの、前を脅かすまでの勢いはありませんでしたね。
残念ですが、引き際でしょう。種牡馬として活躍馬を出してほしいと思います。お疲れさまでした。

<6着> シュヴァルグラン
この馬も引退レース。3年連続3着に期待して、3連複のヒモ買いを想定していましたが、これも拾えず。
いかにもこの馬らしく、じんわりと脚を伸ばし、掲示板まであと一歩と迫りました。
こちらも種牡馬に転じるとのこと。お疲れさまでした。

<5着> キセキ
一昨年の菊花賞馬。最近は中距離中心だが、長距離実績は十分だし、凱旋門賞では日本馬最先着。
脚質的にもう少し内枠が良かったが、パドックで良く見えたし、勝ち負けには参加できるとみて、アーモンドアイよりも上の評価にしました。
残念なことに、スタートを失敗してしまい、後方で脚を溜めるレースに。
直線で外目に誘導して脚を使い入着したが、前々の立ち居振る舞いを見てみたかったかも。
なお、某放送局が引退するとのたもうた(皮肉)が、来年も現役続行とのことです。

<4着> フィエールマン
昨年の菊花賞馬で、今年の春天馬。近2走が期待ほど走らなかったとの評価か、5番人気に甘んじたが、中山では得意そうだったし、ルメール→池添の乗り替わりも、有馬に関してはむしろプラスとみて、重い印をつけました。
実は、本命を別の馬と迷って、最終的に対抗評価に採りました。結果オーライでしたが、これこそ結果論(笑)。
終始、アーモンドアイをマークするように進み、彼女のスパートに合わせて追い出しましたが、彼女の失速により、逆に後続馬の目標にされてしまいましたね。
惜しかったですが、来年の春天でも有力な存在になるでしょうね。

<3着> ワールドプレミア
こちらは今年の菊花賞馬。
菊花賞馬が直行で有馬記念というのは、古くはナリタブライアンマヤノトップガン、最近ならオルフェーブル、ゴールドシップサトノダイヤモンドなどの名が挙げられる、黄金ローテの1つですよね。
他馬との比較上、4番手評価に留まりましたが、その結果、1万円損する結果に(笑)。
スタートはほぼ同時に出ましたが、意図してでしょう、ユタカ騎手は抑えて最後方から進めました。
3角から追い出し、直線は外目を回して追いすがりましたが、惜しくも2着には届きませんでした。
道中は勝ち馬の後ろに付く形でしたが、この馬の脚を生かすべく外を回したのは正解だったと思います。
確実な末脚で、今後も楽しみな馬ですね。

<2着> サートゥルナーリア
神戸新聞杯の圧勝劇を見て、きっとどこかで3冠目を獲れる馬だと期待していました。
秋天では先行して伸び切れず、人気を若干落としたものの、皐月賞を含む中山G1・2勝の実績があり、初距離である点は少し引っ掛かりましたが、パドックでも非常に良く見えたので、単穴評価としました。
レース前は、もう少し前めで進めると思ってましたが、終始、隣のアーモンドアイをマークする位置で進めたんですね。
勝負所でフィエールマンを目標に進出し、並びかけて交わそうかという時に、勝ち馬の急襲を受けてしまいました。
非常に惜しい2着でしたが、これは勝ち馬が強すぎました。
まだまだ今後が楽しみな馬ですが、ロードカナリアの初年度産駒として引っ張っていく使命もあると思うので、頑張ってほしいです。

<1着> リスグラシュー
同枠のフィエールマンと迷った末に、この馬を本命に挙げたのには、もちろん理由がありますが、ひとつは、パドックで感じた力強さでした。
アーモンドアイと同じく、中山は初めての出走でしたが、リスグラシューのこの日の馬体を見た時に、中山は全く問題ないと感じたんです。(ジェンティルドンナほどではなかったけれど。)
そして、アーモンドアイと違ったのは、リスグラシュー宝塚記念を制覇していることでした。
距離こそ違え、宝塚記念有馬記念は、コース形態が良く似ていて、しばしば同年度の春秋グランプリを制覇する馬が誕生していますよね。
と思っていま調べたら、同年度は2009年のドリームジャーニー以来だった(笑)。
ま、それは勘違いだったとしても(汗)、宝塚記念の勝ち馬が信頼できるというのは、私の予想法としては確固たる軸になり得るのですね。
あと、前走のコックスプレート、2040mの距離とはいえ、オーストラリアの稍重馬場をこなしてきたことから、中山の馬場に仮に痛みがあっても問題ないという判断もありました。

レースぶりは、全く見事としか言いようがありませんでしたね。
中団のラチ沿いでジッと待機して、4角から真っすぐ(!)走って外目に持ち出すコース取りには、何度リピートして観ても唖然としますね、素晴しくて。
坂を登り切ってから5馬身離されては、他の馬は形無しでした。

本当に、これで引退なんて勿体無い気がしますが、余力を残して引退する方が、母馬としては良いのでしょう。
宝塚記念でも的中させてもらったし、この馬には感謝ですね。
是非、長生きして、いい仔を出してほしいと思います。

寸評は以上になります。

文章力が落ちたか、かなり長くなってしまいましたね…
こんなに長くなるとは思ってませんでした。(愚痴です。)

最後に、私の印と感想など。
自慢になりますが、許してね、有馬5年ぶりの的中なんで(微笑)。

リスグラシュー
○フィエールマン
▲サートゥルナーリア
△ワールドプレミア
□キセキ
□アーモンドアイ
□スワーヴリチャード
□スカーレットカラー
☆ヴェロックス
シュヴァルグラン
(☆は3連複のヒモ候補。)

5千円の予算でしたが、計算間違いがあって100円を追加。
結果、5100円の支出で、44000円の収益となりました(嬉)。
内訳は、◎の単勝+◎▲の馬連+◎▲△の3連複でした。
実は、3連複の金額は100円だけだったんですが、◎○▲は200円持っていました。
なので、もしも3着がフィエールマンなら、約1万円余分に儲かっていました…
うーん、残念!(笑)
(当たったからいいようなものですが、たまに当たったときぐらいは貪欲に求めたいと思いました(微笑)。)

本当に最後になりますが、ひとつだけ。

旧ブログでも書いていますが、私は、ヒロシ氏を勝手にライバル視していましてね(笑)。
仮想馬券対決で彼に勝利できたので、きっといい新年を迎えられると思います(微笑)。

それではまた。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。

【有馬記念】アーモンドアイ出走の功罪

あれは、11月30日でした。
「アーモンドアイ、熱発で香港遠征を回避」のニュースが流れ、ぼくは残念に思いました。
そして、この時期の熱発となれば、有馬記念に向かうのも難しいのでは?と考えました。

並の馬であれば、出走はあり得るだろうと思いました。
しかし、アーモンドアイほどの馬だから、出走すれば確実に1番人気になる馬だからこそ、有馬記念も回避して、ドバイを目標に切り替えるのが現実的だとも思いました。

やがて、国枝調教師がアーモンドアイの有馬出走を決断したとき、彼女には悪いけど、負けるとしたらココだと思いました。
もちろん、あっけなく勝利するかもしれず、もしもそうなったら、自分の見識を恥じつつシャッポを脱ぐつもりでしたが…

私が予想や馬券検討の際にアーモンドアイをどのように扱ったかは、次回の記事に譲るとして、この記事では、アーモンドアイの有馬記念出走の是非について評価したいと思います。

【加点材料】
現役最強馬と目される馬が出走することによって、有馬記念への注目度が格段に高まったこと。

もちろん、勝ち負けできる状態まで馬が立ち直っていたからこそですが、馬券検討的に一本芯が通りましたし、年内は国内で観れなかったはずが一転、中山で生で観られるということで、興行的にも恩恵をもたらしました。
つまり、競馬サークルの盛り上がりに一役買ったという意味で、彼女の出走はとても大きな意義があったと言えるのです。

しかし、私は、この馬の有馬出走には異議がありました。
理由は、先に書いた通りですが、それに加えて、

【減点材料】
ローテーション変更による調整の難しさや、急仕上げのリスクがあったこと。

熱発は軽度だとの情報が出ていたので、馬の体調自体は十分回復していると判断して、調教師も出走に踏み切ったと思われます。
そこは馬造りのプロですから、我々が口を出せるものではありませんが、熱発したことは事実なので、全く影響がなかったとも思われません。
また、1週前追い切りの内容が、私の想像よりも良すぎたため、逆に「レースで反動が出るのではないか?」と不安に思いました。

いま書くと後出しじゃんけんみたいですけど、私は実際にこう思いましたし、同じように考えた人も多いと思います。
いや、調教師をはじめ、厩舎スタッフや騎手にしても、あらゆる可能性を考慮する中で、多少の懸念は持っていたと推測します。

結果的に、アーモンドアイは9着に敗退しました。
道中で熱くなり過ぎたと伝えられましたが、調整の過程で、彼女の気合いが高まり過ぎていたのかもしれません。
一頓挫あった後の調整は難しいんでしょうね。

最後になりますが、個人的には異議があったけれども、国枝調教師の決断には、敬意を表します。
ファン投票1位の馬を預かる責任を、師は十分に果たしたと思います。
そして、アーモンドアイには、いまはゆっくり休んでもらって、次の機会(おそらくドバイでしょう)でまた強いレースを見せてほしいです。

本文は以上です。

久しぶりの記事でした。
待っててくれた方々、お待たせいたしました。

さて、大晦日となる明日、私は2本の記事を書かなければなりません!
毎年末のレギュラー企画なので、日延べがききません(笑)。
この記事も実は遅筆でした。
果たして、間に合うのでしょうか?!

ご期待ください!(微笑)

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。