新・ライフ イズ リスペクト from ビッグアーチ

広島ファンとして、スポーツファンとして、思ったことを綴っていきます。

【有馬記念】アーモンドアイ出走の功罪

あれは、11月30日でした。
「アーモンドアイ、熱発で香港遠征を回避」のニュースが流れ、ぼくは残念に思いました。
そして、この時期の熱発となれば、有馬記念に向かうのも難しいのでは?と考えました。

並の馬であれば、出走はあり得るだろうと思いました。
しかし、アーモンドアイほどの馬だから、出走すれば確実に1番人気になる馬だからこそ、有馬記念も回避して、ドバイを目標に切り替えるのが現実的だとも思いました。

やがて、国枝調教師がアーモンドアイの有馬出走を決断したとき、彼女には悪いけど、負けるとしたらココだと思いました。
もちろん、あっけなく勝利するかもしれず、もしもそうなったら、自分の見識を恥じつつシャッポを脱ぐつもりでしたが…

私が予想や馬券検討の際にアーモンドアイをどのように扱ったかは、次回の記事に譲るとして、この記事では、アーモンドアイの有馬記念出走の是非について評価したいと思います。

【加点材料】
現役最強馬と目される馬が出走することによって、有馬記念への注目度が格段に高まったこと。

もちろん、勝ち負けできる状態まで馬が立ち直っていたからこそですが、馬券検討的に一本芯が通りましたし、年内は国内で観れなかったはずが一転、中山で生で観られるということで、興行的にも恩恵をもたらしました。
つまり、競馬サークルの盛り上がりに一役買ったという意味で、彼女の出走はとても大きな意義があったと言えるのです。

しかし、私は、この馬の有馬出走には異議がありました。
理由は、先に書いた通りですが、それに加えて、

【減点材料】
ローテーション変更による調整の難しさや、急仕上げのリスクがあったこと。

熱発は軽度だとの情報が出ていたので、馬の体調自体は十分回復していると判断して、調教師も出走に踏み切ったと思われます。
そこは馬造りのプロですから、我々が口を出せるものではありませんが、熱発したことは事実なので、全く影響がなかったとも思われません。
また、1週前追い切りの内容が、私の想像よりも良すぎたため、逆に「レースで反動が出るのではないか?」と不安に思いました。

いま書くと後出しじゃんけんみたいですけど、私は実際にこう思いましたし、同じように考えた人も多いと思います。
いや、調教師をはじめ、厩舎スタッフや騎手にしても、あらゆる可能性を考慮する中で、多少の懸念は持っていたと推測します。

結果的に、アーモンドアイは9着に敗退しました。
道中で熱くなり過ぎたと伝えられましたが、調整の過程で、彼女の気合いが高まり過ぎていたのかもしれません。
一頓挫あった後の調整は難しいんでしょうね。

最後になりますが、個人的には異議があったけれども、国枝調教師の決断には、敬意を表します。
ファン投票1位の馬を預かる責任を、師は十分に果たしたと思います。
そして、アーモンドアイには、いまはゆっくり休んでもらって、次の機会(おそらくドバイでしょう)でまた強いレースを見せてほしいです。

本文は以上です。

久しぶりの記事でした。
待っててくれた方々、お待たせいたしました。

さて、大晦日となる明日、私は2本の記事を書かなければなりません!
毎年末のレギュラー企画なので、日延べがききません(笑)。
この記事も実は遅筆でした。
果たして、間に合うのでしょうか?!

ご期待ください!(微笑)

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。