新・ライフ イズ リスペクト from ビッグアーチ

広島ファンとして、スポーツファンとして、思ったことを綴っていきます。

今さらですが有馬記念寸評2020

第65回を迎えた有馬記念(G1)。
今年も、競馬週報的に、全出走馬の寸評を書いてみたいと思います。
但し、週報とは逆に、カウントダウン方式でいきます。
上位の馬を後にした方が、最後まで読んで頂けるかな、という作戦です(笑)。

例年通り、テンプレートから入りました(笑)。
さて、本題に入る前に、今年のレースについて簡単に触れておきたいことがあります。

本来、有馬記念は内枠が有利なレースで、人気薄の馬がしばしば穴を開けるため、馬券の狙い目として有効です。
ただ今年は、逃げると目された馬の1頭が出遅れたため、レース全体がスローになってしまった上に、アクシデントが重なり、内枠の馬がその優位性を活かせないレースになりました。
幾つかのコメントは、このことを踏まえた内容になっていると思います。

それでは始めますが、今年、私の予想は外れましたのでご了承ください(笑)。

まずは、16着から、となるのですが、今年は残念ながら違いました。

競争中止> ブラストワンピース(▲)
一昨年の覇者。中山実績や枠順を考慮し、単穴評価にしていましたが、近走は調子が上がっていなかったし、パドックも今ひとつでした。
心房細動で競争中止となりましたが、大きな影響は無かったと聞き、ひと安心しました。

<15着> モズベッロ
宝塚記念3着に食指は動きましたが、久々を嫌いました。
後方のまま、見せ場無しでした。

<14着> オーソリティ
クラシック実績の無い3歳馬。連勝中のため穴人気にはなりましたが、まだ力不足か。
平坦コースで見直したい馬ではありますが。

<13着> バビット(△B)
血統背景と1番枠ということで、惑星として評価できたので、ヒモの1頭にしていました。
単騎の逃げになりましたが、スローに落とし過ぎたか、他馬のプレッシャーにつぶされた感がありました。

<12着> キセキ(△A)
常に全力を尽くし、G1レベルで常に好勝負を繰り返す人気馬。
今年もまた宝塚記念を2着するなど、狙えなくはなかったんですが、いくらタフな馬でも秋4戦目は割引で、ヒモ評価に留めました。
JCと異なり、今回はスタートに失敗したため後方から。向正からポジションを上げていきましたが、最後は力尽きた感じでした。
正式発表は無いですが、今年で引退なんでしょうかね。
ひとまずお疲れさま、と書いておきます。

<11着> ユーキャンスマイル
今年の阪神大賞典を勝ってはいますが、このメンバーでは若干足りないかなと思い、無印でした。
最後方から末脚に賭けたものの、他馬を凌駕するところはありませんでした。

<10着> ラヴズオンリーユー(△A)
適性的に高評価は難しいかと思いましたが、パドックの気配が良く見えたので、ヒモの中でも上位に取りました。
しかし、意外に伸びを欠いてしまったのは、やはり馬場が合わなかったか。
オークス馬、なかなかきっかけがつかめませんね。
2000m辺りが適距離だと思うんですが…

<9着> オセアグレイト
同年のステイヤーズSを軽視するのが私の流儀で、この馬も無印。
正直、レース中も見えていませんでした。
勝ちタイムから0.9秒差なら善戦の部類ですが、勝ち負けにはならなかったように思います。

<8着> クレッシェンドラヴ(△B)
今年の出走馬中、唯一のステイゴールド産駒。正直、福島以外では平凡な馬(失礼!)ですが、内枠でもあるので、ヒモに拾っていました。
この馬も、レース中は存在に気付けませんでしたし、9着馬と同じ寸評になってしまいますね。

<7着> ペルシアンナイト(△B)
3歳時にマイルCSを勝って以来、同レースでは金銀銅すべて獲っている馬が、ここに来ての有馬記念挑戦。
買いの要素はあまり無かったのですが、ハービンジャー産駒という点に引っ掛かりができたので、ヒモの1頭に。
有馬記念は、レースの流れで距離を克服するケースがありますが、この馬がまさにそれでした。
上り3Fだけなら勝ち馬と同じなので、大善戦でした。
今後は、血統的に2000m前後が向いていると思うので、来年の北海道辺りを狙ってほしいです。

さて、毎回、5着以上は寸評の分量を増やすのがお約束、なのですが、今年は5着が同着になりましたので、ここからコメントが長くなります。

<5着同着> ワールドプレミア(◎)
何を隠そう、今年の本命でした。
春のクラシックこそ間に合わなかったものの、菊花賞を制覇した直後に有馬記念で3着し、長距離適性を示した馬です。
休み明けでJCを使って、状態が上向いてくることに期待したのと、キセキが逃げて縦長の展開になれば、昨年並みの追い込みで勝ち負けしてくれるだろう、という見込みでした。
もちろん、5番枠も絶好。と思ったのですが…
まず、パドックは可もなく不可もなく、強調材料は特に無かったです。
そして、最大の誤算はキセキの出遅れでした。
武豊騎手がスローを見越して、さすがの機転で前に付けたまでは良かったのですが、内目がゴチャついてしまった上に、ブラストワンピースの異変により、位置取りを下げざるを得なかったのが不運でした。
というわけで、今年に関しては、内枠が災いしたと言う他なく、馬も騎手も責められないと思います。
ロスがあっても最後は伸びてきており、力は見せてくれました。

いやあ、有馬記念って難しいですね(微笑)。

<5着同着> カレンブーケドール(△B)
オールカマーを2着したとはいえ、この馬は平坦の方が実力を出せると思っていて、今回も事前予想では高く買ってはいなかったんですが、パドックでの出来が良かったですし、鞍上池添というのも大いにプラスとみて、ヒモには持っていました。
勝負所で早めに仕掛けて見せ場はあったと思いますが、最後の坂で力尽きましたか。
中山の2500mでは微妙に長かったですかね。
なかなか勝ち運に恵まれない馬ですが…
香港とか行ったらすぐに勝てそうな気がしないでもないです(微笑)。

<4着> ラッキーライラック(△A)
今年は阪神で行われたエリザベス女王杯で、堂々の連覇を果たした馬。
有馬記念を勝ち負けするだけの特性を持っていると判断していました。
ただ、他馬との兼ね合いで、ヒモ評価に留まってしまいました。
前半はムリせず、じっくり溜めているように見えたのですが、追い出してからが案外だったですね。
福永騎手は距離が長いと感じたそうですが、確かに初距離でしたし、このクラスになると、僅かなことでも大きく響きますね。
このレースで引退ですね。お疲れさまでした。
いい仔を産んでほしいですね。

<3着> フィエールマン(△)
実は、天皇賞・秋で2着した走りに、非常に驚いていまして、あれほどの上がりで追い詰めて来るとは全く予想だにしていなかったんですね。
その後、JCをパスしてこちらに向かったのは、こと有馬記念を狙う意味ではベターな作戦で、昨年同様、期待をかける1頭でした。
ただ、印上は、迷った末に対抗には置けず、白三角の1番手という評価になりました。
外枠になったことが気掛かりではありましたが、ルメール騎手が番手に付けたのは、素晴らしい判断と絶賛の的でした。
武豊騎手といい、ルメール騎手といい、流石に一流の判断は違いますよね。
外枠で自由に動けたのが結果的に良かったので、フィエールマンの方が上位に来ましたが、これが運というものかもしれません。
フィエールマンは現役続行なんですかね。何もなければ、天皇賞春の好走にも期待が持てそうですね。

<2着> サラキア(△B)
サラキアは縁がある馬で、以前、このブログでも書きましたが、エプソムカップで2着に入った時に本線で的中させてもらったんですよ。
それ以降は特に後を追うことも無かったんですが、今年の夏競馬を境に、重賞勝ちやエリ女2着と好走を続けてきての有馬記念でした。
そして、阪神2200mで2着したことから、中山2500mでも走れる素地はありそうだと思い、ヒモには拾っていたんです。
が、まさかここでも2着するとは全く思いませんでしたね(微笑)。
外枠ということもあり、近走結果を出していた溜めて末脚勝負という戦法を取りましたが、これが見事に嵌りました。
馬連万馬券でしたね。獲った方、おめでとうございます。
これで引退はもったいない気もしますが、去年も同じことを書いたですね(笑)。
ディープ譲りの瞬発力を持つ仔を出してほしいですね。

<1着> クロノジェネシス(○)
宝塚記念1着時のあの強さを見せられたら、このメンバーでも1番人気は当然でした。
私も、グランプリではグランプリの戦績を重視する予想法を採る立場として、当然、重い印を打ちました。
対抗評価にしたのは、もちろん、ワールドプレミアにより大きな期待を賭けたからですが、パドックを観た時に、本命を変えるべきかと一瞬思ったんですよね。
馬券的妙味も加味して、入れ替えはしなかったんですが、結果的には失敗だった(笑)。
でも、悔いは無いです。
ところで、実は、クロノジェネシスに関しては、良馬場でも強い走りができるのか?というのが少し引っ掛かってはいたんです。
中山の馬場も決して悪い状態とは思わなかったので。
しかし、後から思えば、この日の中山は時計がかかっていたので、やはりクロノジェネシスの力が出しやすい状態だったと言えますね。
ということは、自分の中で、その引っ掛かりは解決していないことになるんですが…
これは来年以降の宿題としましょう(微笑)。
まずは大阪杯が目標になるんでしょうかね。
注目しなくてはいけませんね。

寸評は以上です。

今回、着順と馬名の後ろに、私が打った印を付加してみました。
少しは参照しやすくなったでしょうか?

一応、まとめますね。

◎ワールドプレミア(5着同着)
○クロノジェネシス(1着)
▲ブラストワンピース(競争中止
△フィエールマン(3着)
△Aラッキーライラック(4着)
△Aラヴズオンリーユー(10着)
△Aキセキ(12着)
△Bサラキア(2着)
△Bカレンブーケドール(5着同着)
△Bペルシアンナイト(7着)
△Bクレッシェンドラヴ(8着)
△Bバビット(13着)

△については、ただの△が全体の4番手評価で、△Aはその次の評価、△Bはいわゆる押さえ評価、の意味です。
結局、12頭もの馬に印を打っています(笑)。
1番人気馬を本命馬に変えられなかった理由が解っていただけますよね?
ホント、今年は難解な有馬記念でした。

さて、しれっと書いていますが、大晦日にして、今年2本目の記事です(微笑)。
今日はあと1本、恒例の企画が残っております。
果たして、今年中に書き切れるでしょうか!(笑)

それではまた。

最後までお読み下さった皆様、ありがとうございました。